客室乗務員からJAL史上初の女性社長へ 鳥取美津子|Japan DEI Progressive

日本航空(JAL)は1月17日、JAL史上初の女性社長となる鳥取光子常務取締役(59歳)を4月1日付で就任させると発表した。

鳥取は、JAL創業以来、客室乗務員(CAは「キャビンアテンダント」ともいう)の社長であるだけでなく、JAL初の女性社長でもあります。

日本経済新聞は、客室乗務員から社長に転身した人物は「世界の航空会社では極めて稀なことだ」という航空会社関係者の言葉を引用した。 」

ガラスと学問の天井を破る:客室乗務員の経歴、短大卒

社内では鳥取美津子は「リーダーシップが強い」「後輩からの憧れが高い」強くて明るいスタイルを持つ「お姉さん」タイプと評価されることが多い。

JAL関係者によると、鳥取さんは温厚に見えるが、考え方や心はとてもしっかりしていて強い。 」

また、コロナ禍では、鳥取が客室乗務員担当の上級副社長として、コロナ禍で客室乗務員を自治体など国内企業に派遣すると同時に、従業員の士気やモチベーションを維持するための新たな施策を果敢に推し進めたとのこと。

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現社長の赤坂は、鳥取氏を「お客様の視点を第一に考え、メンバーの能力を最大限に発揮できる新世代のリーダー」と評する。

社内では「柔軟で他人の意見に耳を傾ける」と評されています。 カスタマーサービス部門においても、様々な価値観に柔軟に対応しており、社外取締役を含む指名委員会からも高い評価をいただいております。

写真:Dazhi Images/Associated Press (AP)

鳥取氏の長年の功績により、学歴をはじめ様々な壁を乗り越え、JAL初の短期大学卒業社長となった。 また、2002年以来、JALの社長として初めてJAS「日本航空」(旧東アジア国内航空)から就任しました。

鳥取の物語は、非定型的な経歴を気にする必要はなく、ダイバーシティ&インクルージョンに向かっている組織には、自分の才能を発揮する舞台が必ずあることを教えてくれます。

安全と顧客体験を重視し、一人ひとりが役割を果たせるチームづくりに取り組みます

鳥取は17日の記者会見で「常に時代の価値観の変化に対応し、JALを選んでもらえるよう取り組んできました。 セキュリティとサービス、この2つの仕事が私のキャリアです。 次に「お客様を第一に考え、先進的で幸せで、心の底から働きたい、社員一人ひとりの能力を最大限に活かせるチームを作りたい」。

鳥取が入社した当時、JALは航空史上2番目にひどい航空事故「高山美助航空事故」に見舞われ、520人が死亡しました。 鳥取さんは、三須山山墜落事故の年、CAとして客室乗務員業務を始めたばかりで、その時に受けた衝撃が今も心に刻まれており、安全運航の大切さを次世代に伝えていく責任感が強いという。

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2024年1月2日、羽田空港でJAL旅客機が海上保安庁の航空機と衝突し、同機が炎上する事故が発生しました。 鳥取は当時、「(9人の乗務員は)使命感がとても強く、自分自身がとても怖いですが、9人全員が乗客全員を脱出させる使命感を持っています。もちろん、愛する乗客はとても助けてくれますし、それもとても重要で、本当に誇りに思っています」と語っています。 」

「航空会社の屋台骨は安全なフライトです。そのことを揺るぎない信念で、より一層の決意を持って頑張っていきたいと思います。 鳥取は言った。

写真:Dazhi Images/Associated Press (AP)

JALは、鳥取は安全な輸送とサービスに関する「高い知識と現場経験」を有しており、現社長の方針である「顧客・従業員中心のチーム経営」を継承し、グループ36,000人の従業員の最前線に立つとしている。

鳥取は記者会見で「お客様を第一に考え、先進的で幸せで、心の底から働きたい、社員一人ひとりの能力を最大限に活かすチームを作りたい」と語った。

JALの大きな動きは、日本政府の全体的な目標にも沿うものです

2023年5月、日本政府は、東京証券取引所に上場する企業に対し、2025年までに女性取締役を1名以上、2030年までに女性取締役比率を30%以上とすることを目標に掲げる「女性版骨体政策2023」の目標を設定しました。

JALは、2026年3月末までに全管理職の30%を女性にすることを社内目標に掲げています。  2023年3月末時点では22.8%と、まだまだ努力の余地はありますが、決して手の届かないものではありません。

また、鳥取氏は記者会見で、世の中にはキャリアアップに悩んだり、人生の大きな出来事を経験したりしている女性労働者がたくさんいると述べました。 私が社長になったことで、彼らを勇気づけ、次のステージに進む勇気を与えてくれることを願っています!」

女性にしかできない変化をもたらす初の女性社長を期待する声もあったが、鳥取氏は自信満々に謙虚に「これからも自分らしくあり続ける」と語った。

鳥取美津子 はじめに:

1985年、リビングウォーター女子短期大学英文学科卒業後、東アジア国内航空(現在はJALと合併し、日本航空)に入社。 2019年客室安全推進部長、2020年常務取締役客室本部長、2023年4月常務取締役、同年6月より代表取締役専務取締役グループ最高顧客責任者(Chief Customer Officer)に就任。 福岡県生まれ。